こんにちは、toracoです。
前回、猫が体を痒がる原因についての記事を書きました。
【関連記事】うちの猫、体がかゆいみたい…。猫が痒がる原因は猫カビ?人間にもうつる?
この記事、本当はこれからお話しする猫の知覚過敏症についての記事にしたくて書き始めたものだったんです。
でも調べていくうちに猫が体を痒がる要因があまりにも多いことを知り、記事を分けることにしました。
そして今回改めて猫の知覚過敏症について、うちの猫くん「幸虎」の経験をモリモリに盛り込んで記事にすることができました。
最後のまとめで、この記事を書くに当たり個人的な思いを語ろうと思っています。
その前に、私が猫の知覚過敏症を知ってから治るまでの経緯や発作への対処法などをお話ししていきますね。
長文になりますが、是非お付き合いいただけると幸いです^^
猫の知覚過敏?
猫の知覚過敏て言葉、皆さんは聞いたことありますか?
私は見たことも聞いたこともありませんでした。
でも実は、幸虎が我が家にやってきてからずっと気になっていたことがあったんですよね。
そして、ある日突然始まった発作やナカナカ治らない傷…。
それら全ての点が一つに繋がるまでに要した期間は3ヶ月。
「猫の知覚過敏」このワードにたどり着くまでの3ヶ月は幸虎にとっては忍耐の、そして私にとっては苦悩の日々だったんです。
3ヶ月か…長かったね
今となっては、いい思い出にゃ
猫の知覚過敏症の症状 猫の背中がピクピクと波打つ
猫の知覚過敏症による症状に、猫の背中がピクピクと波打つように動くという症状があります。
私が最初にこの症状に気づいたのは、幸虎が初めて我が家にやってきた日のことでした。
キャリーケースの中からウーン!と伸びをしながら出てきた幸虎の背中が痙攣したように見えました。
その日外には雪が積もる寒い冬の夜で、きっと急に暖かい部屋に入ってきたせいだと思ったんです。
でも部屋を隅々まで点検して回る幸虎の背中は、その後も何度も何度も痙攣していました。
痙攣といっても長く続くものではなく、猫の背中がピクピクと大きく2回か3回動く程度です。
あまりに何度もピクピクするもので、連れて来てくれたボアンティアさんに聞いてみました。
でも…
これ何ですかね?
あら、気付かなかった…何ですかね?
てな感じだったんです。
えー、こんなにわかりやすく動いてるのに?
正直そんなふうに思いましたが、猫って神経質な動物だから初めて来る部屋に緊張しているだけかな?って自分を納得させました。
最初からとても人懐っこくマイペースな幸虎は、ボランティアさんたちが帰って私と二人きりになっても不安そうな素振りを見せることはありませんでした。
そしてまるで何年も前からこの部屋に住んでいたかのように食事してトイレを済ませると、その日はそのまま私の腕の中で眠ってしまったんです。
可愛い…可愛すぎる♡♡♡
はずかしいにゃぁ〜
でもそれから一週間経っても1ヶ月経っても、幸虎の背中のビクビクは止まらないどころか日毎に増すばかり。
これは緊張なんかじゃない、絶対に!
じゃぁ、一体これは何なんだろう?
懐かしいにゃー
たしかに、この頃はこんな感じだったにゃ
ほんと、この頃は激しかったよね💧
猫の知覚過敏症の症状 突然の悲鳴!
猫の知覚過敏症の症状には、突然活発化するという症状もあります。
この症状を目の当たりにし出したのは、幸虎がうちの子になってから2ヶ月後のことでした。
背中の痙攣は相変わらず続いていましたが、それだけなら当時それほど気にしてなかったんです。
だって人間の中にも常に変な声出ちゃってる人とか、無意識に肩が上がっちゃう人とかいろんなクセ持った人いるじゃないですか。
きっと幸虎のもその類いでしょ?
って程度にしか思ってなかったんですよね。
にゃんて失礼にゃ!
ごめん、ごめん💦
あまり気にしすぎると逆にアレかな?って思ってさ^^;
ですが幸虎がうちの子になって一週間がたった頃、急にビックリするほどの大声を発しながら部屋中を駆け巡るようになったんです。
はじめのうちは『面白い子だなぁ』なんて、笑って見ていた私。
でもあまりにも頻繁にそういうことが起こるので、だんだん心配になってきてました。
それから2ヶ月後のある日、私の膝枕でスヤスヤとお昼寝していた幸虎が突然
「ギャッッ!!!」
と今まで聞いたことがない悲鳴のような大声を上げ、突然その場で1mくらいジャンプしたんです。
そして着地すると間髪入れず、何かから逃げるように部屋の隅まで走り出し必死にグルーミングを始めるではないですか。
その姿は、まるで目に見えない何かに襲われたかのようでした。
このとき私は、初めてもう絶対何かおかしいと確信したのでした。
めっちゃ飛んだよね、あの時
黒ひげ危機一発みたいで、ちょー心配したんだからぁ
くろひげききいっぱつ?
猫の知覚過敏症の症状 自傷行為
猫の知覚過敏症の症状に、自傷行為のほか飼い主や同居動物への攻撃性が現れたりすることもあります。
幸虎の場合、攻撃性はありませんでしたが自傷行為には頭を悩まされました。
でも最初は、まさか自称行為だとは思ってもみませんでした。
幸虎は、多頭飼育崩壊の現場から保護された子です。
保護された当時、幸虎のお尻や後ろ足・尻尾などには、たくさんの引っかき傷や咬み傷があったそうです。
ボランティアの方の話では
お尻寄りに傷が多いのは逃げているときに後ろから攻撃された証拠。
性格の弱い子なので、ほかの子のストレス発散の標的にされてたんだと思う…
とのことでした。
保護されてから我が家にくるまでの間、預かりボランティアさんが一生懸命治療してくれていたおかげでほとんどの傷は治っていました。
でも、首の右側に皮膚が大きく裂けたようなグチュグチュした傷だけは残ったまま。
これも多分ほかの子に噛まれたか引っ掻かれた傷だと思うけど、自分で掻いちゃうからナカナカ治らないの
そう言って、ボランティアさんはそれまで使っていた塗り薬を置いていってくれたのです。
それから毎日、幸虎の首の傷に薬を塗り続けました。
でも、ボランティアさんが言っていた通り薬を塗った側から掻いて傷口を広げてしまいます。
朝目が覚めたら、幸虎くん血だらけ!なんてことも、よくありました。
薬を塗ったら包帯やヘアバンドで首を保護してみたり、あるときは術後を服着せてみたり、そしてまたあるときはキズパワーパッドを貼ってみたり…。
色々な傷の保護法を試しましたが傷の位置が絶妙過ぎて、幸虎が動くたび包帯もヘアバンドも術後服もズレて保護しきれない💦
苦肉の策で、こんなの巻いてた時期もあったよね
にゃー💦
これは出しちゃダメなやつにゃー!!
あまりにも治らないのでセカンドオピニオン的にかかりつけとは別の動物病院へ行ってみたところ、獣医さんにこう言われました。
この傷は、ほかの猫に噛まれたり引っ掻かれた傷じゃないね
たぶん自分でつけた傷、自傷行為だと思うよ
んもー!ゆったんにこんな傷を負わせたヤツ、許せーん💢💢💢
と思っていたのですが、これがまさか自傷行為だったとは…。
この獣医さんの言葉をきっかけに、私は「猫の知覚過敏症」という言葉に辿り着くのでした。
【関連記事】:【猫の気持ちが知りたいあなたへ】今さら聞けない「ねこのきもち」定期購読メリット決定版
「猫 背中 ピクピク」で病気が発覚?!
猫の背中がピクピクする病気なんて存在しません。
幸虎の首の傷は、かかりつけの病院で何度も診てもらっていました。
ただ背中の痙攣や突然走り出す行為については幸虎のキャラクターみたいなものだと思っていたこともあり、それまでの獣医さんに相談したことはなかったんですよね。
でも別の獣医さんに
自分でつけた傷だと思うよ
と言われたことが、ずっと心に引っかかっていました。
そんなとき昼寝中の幸虎が突然、黒ひげ危機一発のように飛び上がり何かから逃げ回るように走るという出来事が起きたのです。
絶対何かおかしいと思ったものの、その日は土曜日。
病院へ行くことは諦め、まずは幸虎がうちの子になった当時から気になっていた背中の痙攣についてネットで調べてみることにしたのです。
『猫 背中 ピクピク』というキーワードで検索した結果、『知覚過敏症』という初めて聞く言葉がズラッと並んでいるのを見て思わず呟いている私がいました。
知覚過敏?冷たいもので歯がしみるアレか???
猫の知覚過敏症とは
猫の知覚過敏症とは、猫の皮膚が異常に敏感で高感度だということを意味します。
そして猫の知覚過敏には、前述の幸虎に見られたもののほかにもいくつかの症状があることを知りました。
猫の知覚過敏 主な症状は?
猫の知覚過敏の主な症状には、次のようなものがあります。
- 背中から腰にかけての皮膚が波打つようにピクピクと痙攣する
- 落ち着きがなくなり、行動や鳴き声など異常な状態となる
- 過度なグルーミングにより、脱毛や皮膚の炎症などを引き起こす
- 飼い主にも威嚇するなど、攻撃的になる
- 触られることを異常に嫌がる
- 狭い場所から出てこなくなる
- 自傷行為 など…
幸虎には「威嚇する」「攻撃的になる」以外の症状は全て当てはまっている気がしました。
脱毛や皮膚炎は見られないもののグルーミングの時間はかなり長い。
触ったときに背中がピクピクする率が高いのは皮膚が敏感だから、触られるのを嫌がっているからなのかもしれない。
もう、もろ知覚過敏じゃん!
一体、どうしてあげたらいいんだぁ?
猫の知覚過敏症 寿命は一般的な猫の半分
これはネット見つけてしまった猫の知覚過敏についての情報の中で、私の一番の不安を煽った情報です。
半分って!!
一般的な猫の寿命は、現在だいたい15〜16年にゃ。
その半分だとしたら、7〜8年ってこと?
だってボク、4歳(推定)なんですけど…。
あと3〜4年しか母ちゃんと一緒にいられないってこと?
そんなわけないじゃん!そんなの信じないもん!
お母ちゃんが、ゼッタイ治してみせるからね!!
そのほかにも、「脳の異常」だの「てんかんなどの病気が原因かも」だの「猫の知覚過敏は不治の病」だの…。
思い描いていた幸虎と過ごしていく未来が、どんどん遠のいていくような感覚に襲われていました。
猫の知覚過敏と告知される
猫の知覚過敏症の対処法や治療法を聞くため、翌月曜日に早速幸虎を病院へ連れて行きました。
まだにわかに知覚過敏とは信じられなかった私は、敢えて『知覚過敏症』というワードを出さずに気になる症状について相談してみたところ、獣医さんに間髪入れずにこう言われました。
あー、知覚過敏症だね
え…、うそでしょ?
話聞いただけで結論づけちゃう?
なんと獣医さんは幸虎に触りもせず、検査もせず、いきなり知覚過敏症と告知され薬物療法を提案されてしまったのです。
この辺では人気の獣医さんであり、幸虎のこともとても可愛がってくれる優しい先生なんです。
それだけにちょっと残念に思っちゃいましたね…。
猫の知覚過敏症の治療について
猫の知覚過敏の治療について、獣医さんの説明はこうでした。
え…抗うつ薬とか、うちの子のメンタルが病んでるってこと?
こんなにマイペースでストレスフリーで、人間大好きで何をされても怒らない幸虎が?
うそうそ、そんなはずない!
しかも完治が難しいのに、月1万〜2万?!
治療が長期になってしまうと、かなり負担が大きくなる…。
経済的にも大変だけど、そんなことより幸虎を薬漬けにしてしまうようなことはできるだけ避けたい。
脳の異常とも思いたくないし、それを裏付ける検査もせずに薬物療法に頼ることはしたくない。
そう思った私は、獣医さんに
・まだ深刻な状態ではなさそうなので様子を見たい
という2点を伝えた上で、薬物療法以外の対処法や治療法がないか聞いてみたんです。
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猫の知覚過敏症の対処法について
対処法として、まずは生活環境の見直しと改善が挙げられました。
症状が初期の場合や発作の頻度が少ない場合は、ストレスが関係している可能性があるとのこと。
何にストレスを感じているかを見極め、そのストレスが解消・軽減される工夫をすることで、症状が改善されることがあるそうです。
猫が感じる精神的なストレスについては別記事でも触れています。
ご参考になれば幸いです。
【関連記事】:うちの猫、体がかゆいみたい…。猫が痒がる原因は猫カビ?人間にもうつる?
猫の知覚過敏に効くサプリ ジルケーン
そのほか、知覚過敏症にサプリや漢方薬、スプレーを試してみるという対処法もあるようです。
私が獣医さんに紹介されたのはジルケーンというサプリです。
ストレスを感じていそうな猫ちゃんに「ジルケーン」を飲ませることで、リラックスする時間が増えて徐々に落ち着いてくるよ。
猫ちゃんがリラックスして眠る姿って見ているこちらまで幸せな気分になるよね^^
ジルケーンとは猫にリラックスを与えるほか、猫の恐怖や不安を取り除く効果もあるんです。
ジルケーンについては何度かネットで見たことがあったので知ってはいたのですが、ネットの情報だけで与えるのは怖かったので購入を躊躇していました。
でも獣医さんが紹介するのであれば心配ないと思って即購入し、届いたその日からフードに混ぜて与えてみたんです。
目に見えて症状が改善されたというわけではありませんでしたが、飲ませ始める前までのなんだか必死感漂う食後のグルーミングが少し落ち着いたように感じました。
背中の痙攣もそれまでは寝ている時でも常にピクピクしている感じだったのが、ジルケーンを与えてからは少しずつ感覚が開くようになりました。
そして今では、たまに思い出したようにピクッとする程度まで減ったんです。
幸虎の場合ジルケーンで症状はほぼ改善されました。
今は月に何度か実家に連れて帰るので、その2〜3日前から飲ませる単発投与で大丈夫な感じです。
人間用のサプリは世の中には星の数ほどあり、私自身も痩せ系サプリとか美肌系サプリとか色々試してきました。
でも個人的には、残念ながら期待していた効果を実感するサプリとは今まで出会えたことがありません。
それに比べてこのジルケーン。
こんなにも効果を実感できるサプリが本当にあるんですね!
というのが私の感想です。
幸虎は軽症だったのでジルケーンを飲ませた後にスヤスヤ眠る幸虎を見ても「なんだか少し落ち着いてきた気がする〜」程度でしたが、症状が強い猫ちゃんの場合は効果の実感も大きいかもしれません。
個人的にはジルケーン、試してみる価値ありなサプリだと思います。
猫の知覚過敏症に関するブログ
猫の知覚過敏に関するブログは、ネット上にたくさん溢れいています。
でもどのブログを見ても書いてあることはだいたい同じで、「猫の知覚過敏=病気」という前提で書かれているブログばかりです。
そんなブログが溢れている中であのブログの存在がなかったら、今ごろ私は獣医さんの判断を鵜呑みにして幸虎を薬漬けにしてしまっていたのかもしれません。
私が幸虎にジルケーンを与えること以外に実践していたことも、このブログが教えてくれました。
これから紹介するブログが教えてくれたこと…それは幸虎の保湿です。
幸虎の症状が緩和されたのはジルケーンのおかげだけではなく、むしろこちらのブログとの出会いのほうがとても大きかったと思っています。
猫の知覚過敏から救ってくれたブログを紹介
猫の知覚過敏から救ってくれたブログは、こちら。
『知覚過敏症』と病院で診断された月曜日。
その前々日の土曜日から前日の日曜日にかけて、私は幸虎の“背中のピクピク”や“突然悲鳴をあげて飛び起きる”などの症状についてネットの情報を集めまくっていました。
ネットとは怖いもので調べれば調べるほど私の不安を掻き立てます。
猫に『知覚過敏症』と呼ばれる病気があるという情報が頭の中に完全にインプットされてしまった私。
今度は、この不治の病といわれる『知覚過敏症』を否定してくれる情報を必死に探し始めている私がいました。
そして空も白み始めた午前4時前。
「猫の知覚過敏症は嘘」という文字が、バッ!と目に飛び込んできたんです。
迷わずクリックしてみたところ、このような書き出しの記事に一筋の光を見つけた気がしました。
今日は、猫の知覚過敏症の話です。はじめに言います。
猫の知覚過敏症は結論から言えば嘘です。そもそもそんな病気ありません。引用元:猫との生活
動画や関連記事も一字一句逃さず、食い入るように拝見したのはいうまでもありません。
猫の知覚過敏症 原因はフケだった!
猫の知覚過敏症の原因が、まさかフケだったなんて!
「猫との生活」さんの記事によれば猫の知覚過敏症なんて病気は存在せず、記事内で紹介されている猫ちゃんの場合、原因は乾燥によるフケだったとのこと。
そこでシャンプー&保湿することで、症状が緩和されたんだそうです。
幸虎の体には、フケを確認することはできませんでした。
でも、シャンプーは我が家に来たばかりのときに一回したっきりで、それから2ヶ月間一度もしてないな…と思ったんです。
そんな情報をネットで事前に得ていました。
それを真に受けていた私は、猫にシャンプーするなんて考えもしなかったんです。
でも猫は「猫」と一括りに考えずにいろんなタイプの猫がいると考えれば、定期的にシャンプーしたほうがいい猫だっているはず。
体に害があることでもないので、思い切ってガッツリと幸虎をシャンプーしてみることにしたんです。
猫の知覚過敏症の治し方 シャンプー
初めてシャンプーした時もそうでしたが、幸虎のシャンプーの嫌がり方ったらハンパなかったです。
ほかの猫のストレス発散の標的になっちゃうような気の弱いところがあるので、当時は基本なんでもされるがままの子だった幸虎。
そんな幸虎が、シャンプー中はもちろん、シャンプー後もずーーーーっと文句言いながら暴れていました。
シャンプー後はしっかりタオルドライし、「猫との生活」さんでも紹介されていた猫用の化粧水『ゆずセラミドスプレー』を満遍なく幸虎の体に吹きかけ皮膚に染み込むようにモミモミ。
あとは幸虎を自由にしてあげると、文句言いながらも頑張ってグルーミングしてました。
痒がる猫ちゃんには、定期的な保湿が大切。
「ゆずセラミドスプレー」をブラッシングやシャンプーの後に吹きかけてマッサージしてあげることで、痒がる頻度が激減したよ。
もちろん猫ちゃんが舐めても大丈夫。
無臭なので、匂いに敏感な猫ちゃんにも安心して使えるね。
猫の被毛って思っているよりもずっと早く乾くんですね。
あっという間に9割程度乾き、幸虎は久しぶりのシャンプーに疲れた様子でスヤスヤと眠っていました。
そして驚いたことにそれからしばらくは体を掻くという行為が激減したんです。
もちろんジルケーンの効果もあったんでしょうが、あんなに治りかけては掻いていた首の傷部分もそれほど掻かなくなりました。
シャンプーしない時でも、3日に1回は
②ゆずセラミドスプレーを全身に揉み込む
③最後にしっかりブラッシングして終了
という手順でブラッシングするようにしています。
それでも前回のシャンプーから約1ヶ月も経つと、また背中のピクピクや体を掻く頻度も増えてくるので幸虎には月一ペースのシャンプー&保湿は欠かせません。
シャンプーのとき大暴れだった幸虎くん
シャンプー後は楽になることがわかったみたい。
最近は嫌がりながらも前ほど暴れなくなったよ。
シャンプーの後はカユくにゃいから、ぐっすり眠れるにゃ…zzz
猫の知覚過敏の治し方 触って触って触りまくる!
もう一つ、私が猫くんに実践していること。
それはスキンシップです。
猫の知覚過敏症と言われる症状の中に「触られることを異常に嫌がる」というものがありました。
「知覚過敏症とは、皮膚が異常に敏感で好感度だということを意味する」ということもあり、背中がピクピクしているときほどできるだけ触らないようにしていたんです。
でも、ちょっと考えて
フケが原因とか背中が痒いだけなら逆に触ってあげる…というか、掻いてあげたほうがいいんじゃない?
って思ったんですよね。
人間だって、背中が痒いけど掻けない時って背中をモゾモゾ動かしちゃったりしますよね?
近くに誰かいれば「あー、ちょっと掻いてくれー!」とか言いますよね?
そうやって自分に置き換えてみると、幸虎の背中がピクピクしているときに私がしてあげられることは触らないことではなく、思いっきり背中を掻いてあげることじゃないのかな?
決して爪は立てずに両手の指の腹で少し力を入れてワシャワシャしてあげると、幸虎はゴロゴロ喉を鳴らして気持ちよさそうにしてくれました。
私の読みは、間違いではなかったんです!
今では背中を掻く以外にもできるだけたくさん触ってあげるようにしています。
こうしてブログを書いているときや仕事に行っているときなどは構ってあげられませんが、その分ブログを書き上げたあとや帰宅したときには、幸虎が
「もーイヤー!」
と逃げ出すまで、めちゃめちゃスキンシップします。
「あまりにも溺愛しすぎたりスキンシップが過ぎると分離不安症になってしまう場合がある」とネットの情報で知りましたが、もうネットの情報には踊らされません。
構えないときは構わない。
その分、構ってあげられるときはタップリ構ってあげる。
もし私が幸虎のような甘えん坊の猫ならそうしてほしい。
ネットの情報よりも私が里親として良いと思う教育方法でこれからも幸虎を愛し育てていこう!と決めました。
幸虎も喜んでくれていると信じています。
えー、それはどうかなぁ?
嬉しいくせにぃ〜、照れないの!
まとめ 〜toracoの思いを語る〜
もちろん私は獣医でもなければ、猫の専門家でもありません。
なので、獣医さんが診断した『知覚過敏症』という病気を否定するつもりはないのです。
ただ私としては『知覚過敏症』というのはあくまでも症状の呼び名であって病名ではないと思っています。
獣医さんに『知覚過敏症』と診断されれば、私たち素人は病名だと認識してしまいがちです。
でも『知覚過敏症』は、現在の獣医療では原因も要因も何もハッキリしていないというのも事実。
例えば、原因や要因がわからなくても悪性腫瘍が発見されると『癌』という病名で診断がくだされます。
原因がわからなくても酸素不足により心筋が壊死してしまうと『心筋梗塞』という病名で診断が下されます。
『知覚過敏症』は原因も要因もわからない上に、腫瘍があるわけでもなければ体のどこかが壊死しているわけでもない。
『知覚過敏症』は病気であるという確固たる証拠がないのです。
人間でいうところの、原因不明のめまいに対する「ストレスが原因」とか「なんだか最近疲れやすいのよね〜」に対する「年のせい」とか…
そう診断されちゃったらイマイチ納得できないけど納得するしかないよね的なパターンのやつなのではないかと、個人的には思うわけです。
そんな曖昧な表現よりも「フケが原因」とか「痒いだけだよ」とか、素人でもわかるような表現をされた方が私たちが猫にできることの幅が広がると思いませんか?
もちろん本当に脳の障害だったり、些細な刺激にも反応してしまうことで触られるのが嫌な猫ちゃんもいるのかもしれません。
可愛い猫ちゃんが辛そうなのを見ていると藁にもすがりたくなる気持ちは痛いほどわかります。
でも
とか
など、少し冷静になってみることも大切だと思います。
まずは猫の見た目の症状だけではなくもし自分だったら…と自分のことに置き換えてみると突破口が見つかるってこともあるかもしれませんよ。
おかげさまで幸虎の首の傷もすっかりふさがり、今では傷のあった部分を掻いていても慌ててやめさせることもなくなりました。
本当に「猫との生活」さんに出会えてよかったです。感謝!!
私のこの記事も、どこかで誰かの助けになれていたら嬉しいです。
あ、もちろん「ジルケーン」と「ゆずセラミドスプレー」にも感謝です^^
以上、猫の知覚過敏についてのお話でした。
同じ悩みを持つ方に少しでも参考になれば嬉しいです^^
それでは、みなさんの大切な猫ちゃんが明日も健やかでありますように。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
はじめまして。
今朝から跳び回りながらのグルーミングが始まってしまい、検索してたどり着きました。
ジルケーンは、ウェットフードを食べないうちの子が大人しく飲めるか不安で、ゆずセラミドスプレーを注文してみました。
少し症状が落ち着いたら洗ってみようと思います。
情報、ありがとうございました。
その後の幸虎くんは、調子いかがですか?
銀の飼い主さん、はじめまして。
コメントありがとうございます^^
私の記事がお役に立てたのは、とても嬉しいです。
ゆずセラミドスプレーで少し症状が落ち着いたとのこと。
よかったですね、安心しました。
やはり猫の皮膚も乾燥は大敵なので、保湿してあげるに限ります。
シャンプーでさらに落ち着くといいですね。
ちなみにジルケーンは、1カプセルでも購入可能です。
もしゆずセラミドスプレーとシャンプーでも症状が残るようなら、お試しで1カプセル買ってみるのもいいかもです。
「ジルケーン お試し1日」で検索すると出てきますよ^^
幸虎には今も月一のシャンプーと定期的な保湿はしていますが、症状は全くありません。
ジルケーンも飲まなくてよくなりました^^
銀ちゃんの症状も早くなくなるといいですね。
何かあったら、またぜひコメントください。
銀ちゃんの症状も、さらに落ち着くことを祈っています。
真夜中突然うちの大人しい温厚な猫(1歳数ヶ月)が、走り回りイライラした様子で体をひきしり舐め、いつもと明らかに違う様子にどうしたんだ?!とびっくりして見たら背中をビクビク痙攣させているではありませんか!!
猫 痙攣で検索すると怖い内容のものばかり、真夜中誰にも相談できずパニックになりながら検索しまくってこちらのブログに辿り着きました!
まず読んで、安心したこと、そしてうちの猫も生まれてこの方お風呂に入れたことがなかったのですぐにお風呂に連れていき体をお湯で流してあげました。
案の定暴れまくって鳴きまわるし大変でしたが、お風呂上がり痙攣がなくなりました!!
ひとまず応急処置ではありましたが、取次お礼を申し上げたくてコメントしています
パニックになって不安でしたが、救われました。ありがとうございました!
ゆりさん、はじめまして^^
うわー、よかったですね!
なんだか嬉しくて、ちょっと泣けてきます。
私も同じように悩んで、調べれば調べるほど不安で…そんな日々を経験したので、ゆりさんがパニックになってしまった気持ちが痛いくらいよくわかります。
猫ちゃん、このまま落ち着いてくれるといいですね。
もしかしてノミとかダニのせいで痒いってこともあるので、念のため動物病院で一度診てもらうことをお勧めします。
特に虫や皮膚炎などがないようなら、保湿を意識しながら定期的なシャンプーしてあげるといいかもですね。
お風呂を嫌がってストレス溜めちゃうようなら、体を拭いてあげるだけでも効果ありますよ。
この記事を読んでいただいて、その上こうしてコメントまで残していただいて、こちらこそありがとうございました。
ブログやっててよかったなって、本当に心から嬉しいです。
猫ちゃんの症状がスッカリ良くなること祈ってます。
もしよかったら、その後の様子なども教えてくださいね。
ありがとうございました。
はじめまして。
うちの11歳のオスのアメショーが4日前から過度のグルーミングをし、なんとなくいつもよりも行動も敏感になった気がします。受診したところまずはアレルギーを疑いステロイドを3日服用しましたが改善がなく、再受診したところ背中のピクピクがあり、もしかしたら神経的なものかもしれないのでと、イーケプラが1週間処方され今経過観察中です。
先生も「うーん」という感じで、私も不安で検索しまくってこちらを拝見しました。
11年間入浴したことなく、今もしストレスを抱えているのにお風呂はちょっと不安んで入れられません。
イーケプラを飲んでウトウトするのですが、目が覚めてるときはほぼグルーミングをしてます。
私も今その姿をずっと見て憂鬱で仕方ありません。
おーちゃんさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
それは心配ですね。
イーケプラは、抗てんかん剤のようですね。
お薬のことはよくわからないのですが、自己判断で服用を止めると発作が起きやすくなるようなので獣医さんの指示に従ってくださいね。
シャンプーは仰る通り、慣れてない子にはストレスの上塗りになってしまいそうですよね。
水を使わないドライシャンプーを試してみるのはどうでしょう?
体を触らせてくれるようなら、皮膚を優しく掻くようにマッサージしてみてもいいかもしれません。
また猫の過度なグルーミングは、病気が原因である可能性も考えられます。
体のどこかに赤みはないか、しこりのようなものを感じないかなど、スキンシップしながら確認してみましょう。
何が原因なのかわかって、一日も早く回復できますように。
心から祈ってます。