【猫の冬のお留守番】寒さ対策が必要な理由と注意点|暖房機器のメリットデメリット

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toraco@猫健康管理士

19年共にした愛犬を亡くしペットロスに→数年後、ほぼ勢いで保護猫の里親となる→犬と猫じゃ大違い!ということを痛感し、泣くほど悩んでいた時にあるブログに出会い救われる→私も泣くほど悩んでいる猫好きさんの支えになりたい!→猫健康管理士が猫目線で猫好きさんのお悩みに向き合うブログ開設「プロフィールはこちら

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猫を迎える

こんにちは、toraco(@pomeco_tomlove)です。

めっきり寒くなってしましたね。
ここ北海道では、各地で例年より遅い雪の季節がやって来ました。

あなたはこの時期、大切な猫さんにどんな環境でお留守番させたらいいか悩んでいませんか?

猫の冬のお留守番、どうしたらいいの?と悩む人の声

  • 野良猫でも冬を乗り切れるんだから、暖房なしでお留守番させても大丈夫?
  • 冬に猫をお留守番させるためには何が必要?
  • 暖房の種類はいろいろあるけど、一体何を使ったらいいんだろう?

結論として冬に猫にお留守番させるためには、猫が暖かく快適に過ごせる環境作りが大切ということです。

toraco
toraco

うちの幸虎は、猫一倍寒がりな子

ちょっと寒いと、すぐに怒り出すんだよね

幸虎
幸虎

母ちゃんがいるときだけお部屋が暖かいなんてズルいにゃ!

ここはボクのおうちでもあるんだから、お留守番中だって暖かくしてほしいにゃ!!

この記事を読めばわかること
  • 猫の冬のお留守番に寒さ対策が必要な理由
  • 猫が快適に感じる温度や湿度、その他の環境
  • 寒さ対策に使いたい暖房のメリットデメリット

寒さに震えてあなたの帰りをジッと待つ猫さんを想像してみて。
猫さんのことを想えば、夏の熱中症対策と同じように寒さ対策などの環境作りが必要必要性がわかりますよね?

あなたが寒い外から帰って来たときに、どんな猫さんに出迎えてほしいですか?
ひんやりとした体で出迎えてくれる猫さん?
ホカホカな体で出迎えてくれる猫さん?

ホカホカな体で出迎えてくれた猫さんを抱きしめたときの幸福感って、どんな幸せにも代えがたいって私は思います^^

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猫の冬のお留守番は快適な環境づくりから

寒さが苦手な猫の冬のお留守番には、快適に過ごせる環境を整えてあげることが大切。
そして整えるべき環境の中で一番大切なことは、寒さ対策です

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猫の冬のお留守番|寒さ対策が必要な理由

猫の先祖であるリビアヤマネコは、暖かく乾燥した砂漠地帯で生活していました。
そのためイエネコとなった今でも夏の暑さには比較的強く、少量の水分でも生きていけます。

その反面、雨や雪・寒さにはめっぽう弱い猫。

「野良猫だって真冬でも生きていけるんだからなんて言う人もいるようですが、せっかく縁あって同居している猫さんだもの。
お留守番中でも快適な環境で過ごさせてあげたいですよね?

少なくともうちの幸虎さんは、野良猫さんたちのように強靭な肉体は持ち合わせていませんことよ💦

そうだね、ただ大きいだけだもんね

では次に、猫に冬お留守番をさせるときに寒さ対策をしなかった場合のリスクについてお話ししますね。

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猫の冬のお留守番|寒さ対策なしで【低体温症】の危険性!

猫の体温は、平熱が38℃〜39℃
年齢によって多少前後はしますが、いずれも人間の体温より少し高めになっています。

寒いときの猫は、猫同士で身を寄せ合ったり人の膝に乗るなどして体温を上げようとしますね。
でも猫自身が単独で体温を上げることはできません。
だから冬は、猫が寒さで低体温症にならないように体温調節してあげることが大切!

怖いねー、知らなかったねー

ちなみに猫は体温が35℃以下で低体温症になり、食欲不振や下痢などの症状が現れます。
さらに体温が28℃以下になると、昏睡状態に陥ってしまうんです。

そうならないためにも暖房を上手に使い、いつも快適な温度で暖かく過ごさせてあげましょう。

次は、猫が快適だと感じる温度についてのお話です。

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猫の冬のお留守番|寒さ対策 猫が快適に感じる温度を知ろう!

若い成猫18℃〜26℃
生後6ヶ月未満の子猫やシニア猫22℃〜24℃
生後2ヶ月未満の子猫25℃〜28℃未満
猫が快適だと感じる温度

猫が快適だと感じる温度は上の表を見るとわかるように、人間が快適に感じる温度とほぼ同じです。
また温度差がありすぎるのも、猫の体調不良につながります。

あなたと一緒に過ごす時間の温度と猫だけで留守番中の温度を比べて、温度差が10℃以上になってしまうようでは危険です。
室温が20℃以下になりそうな日には暖房を上手に利用して、あなたが外出中でも猫さんにとって快適な室温を保ってあげましょう。

ということで、猫に冬のお留守番を安全かつ快適に過ごさせるための寒さ対策には、暖房が不可欠ということがわかりました。

でも火を使うストーブや熱線がむき出しの電気ストーブなどは火事や火傷の危険性が高いため、猫のお留守番中の暖房としては不向き。

ということで次は、猫の寒さ対策に使いたい暖房のメリットとデメリットについてお話しします。

重いので退けてもらえませんか?

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猫の冬のお留守番|寒さ対策に使いたい暖房のメリットデメリット

猫の冬のお留守番には、猫が暖かく安全に過ごせる暖房が不可欠。
特に冬の寒さが厳しい東北や北海道などの地域で、暖房は超必須アイテムです。

様々な種類の暖房のメリットとデメリットを知った上で、あなたの猫さんに合ったものを選んでみてくださいね。

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今や一家に一台 〜エアコン〜

エアコンは室温を一定に保ってくれて火事の心配もないので、冬の猫のお留守番には重宝しますね。
触っても火傷の心配がないので、高いところが好きでエアコンの上に乗っちゃう猫さんでも安心。

冬でもお天気が良く日当たりの良い部屋なら日中は暖かく過ごせるので、夕方寒くなり始める時間につくようにタイマー設定しておけます。

ただしエアコンは、空気が乾燥しやすいというデメリットも
フケ症の子や知覚過敏のような症状のある子は特に、乾燥が原因で症状が悪化してしまうことがあります。
エアコンを長時間つけっぱなしにする場合は、加湿器などを併用して空気が乾燥しすぎないような工夫が必要です。

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暖かさが長時間持続 〜オイルヒーター〜

オイルヒーターも、火事のリスクが低い暖房機です。
安全装置つきで、万が一倒れても自動的に電源がオフになるものが多いので安心。

エアコンよりも乾燥しにくく、暖かさが長時間続きます。
運転音も気にならず、空気を汚さないのもオイルヒーターの魅力ですね。

ただデメリットとしては、次のような点が挙げられます。

オイルヒーターのデメリット
  • オイル燃焼中の嫌な匂い
  • オイル漏れの危険性
  • 冷え切った部屋を暖めるまでに時間がかかる

表面温度は最大60℃ほどですので少し触ったくらいでは火傷することもありません。
でも猫が上に乗って落ち着いてしまうと、低温やけどの危険があるということもデメリットとして挙げられます。

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いいもの発見! 〜ケノンヒーター スグダン 〜

2021年11月に発売された「ケノンヒーター スグダン」は、スピーディーにお部屋全体を暖めることができるオイルレスヒーター。

赤外線+輻射熱+自然対流の「トリプル暖流」で特許を取得(特許番号6908311)しています。

安全性が高いオイルヒータの良いところを残し、まるで陽だまりのような暖かさを体感できますよ。

/こんな暖房機が欲しかった!日本製赤外線暖房機\

ケノンヒーター「スグダン」、詳細は別の記事でご紹介しています。
暖房器具の買換え等をご検討されているのなら、ぜひ参考にしてみてくださいね^^

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ホッとするね 〜こたつやホットカーペット〜

猫はこたつホットカーペットが大好きですよね。
優しい暖かさが続き火事の心配がないので、一日中つけっぱなしにしておいても大丈夫。

でもこたつは、ずっと中にい続けることで酸欠になってしまう危険性があります。
こたつをつけっぱなしで猫をお留守番させるときは、こたつの中に空気が入るような出入り口を空けておきましょう。

またホットカーペットもずっと同じところにい続けることで低温やけどをしてしまう可能性があるため、寝たきりの子には絶対に使わないでください。

やんちゃな子猫の時期などは、電気コードで遊んでいるうちに感電する危険もあります。
電気コードカバーなどを利用して、事故のないよう気をつけましょう。

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突然の停電もなんのその! 〜湯たんぽ〜

湯たんぽは火事や感電の危険性ゼロ。
カバーや毛布などでしっかりと包めば、低温やけどの恐れもほとんどありません。

電気を使う暖房機器でどんなに寒さ対策していても、何らかの理由で停電になってしまったら意味ありません。
そんな万が一のときに備えて、常に湯たんぽを用意しておいてあげるもいいですね。

湯たんぽ本体をできるだけ空気に触れさせないようにしておけば暖かさも長時間持続するので、暖房が消えてしまっても慌てる必要ありません。

湯たんぽのデメリットは、お湯を沸かして湯たんぽに注ぐという一連の準備が面倒というところでしょうか?

でも今は、レンジでチンするタイプや充電するタイプなど様々な湯たんぽが出ています。
あなたが一番使いやすい湯たんぽを探してみると楽しいかもですよ^^

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猫の冬のお留守番|猫が快適に感じる湿度を知ろう!

猫が快適だと感じる湿度は50%〜60%と、人間が快適だと感じる湿度とほぼ同じ。
サーモグラフィーによる可視化検証では、同じ温度でも空気が乾燥しているより湿度が高く保てているほうが暖かく感じるということも証明されています。

猫の先祖であるリビアヤマネコが乾燥した砂漠地帯で暮らしていたとはいえ、冬の猫のお留守番には湿度管理も大切です。
その理由は、猫も乾燥によりウイルス感染しやすくなるから。

暖かい時期に比べ、乾燥しやすい冬はウイルスの感染力が長時間続くことがわかっています。
人の場合でも冬にインフルエンザが流行ったり、冬になると新型コロナウイルスに感染するリスクが高くなったりするのもそのためです。

猫の感染症の中でも感染力の強いウイルスである『猫カリシウイルス』は、乾燥した環境下ではなんと!3〜4週間も感染力が続くんです。

toraco
toraco

猫カリシウイルス?

幸虎
幸虎

猫カリシウイルス感染症は、「猫風邪」または「猫インフルエンザ」とも呼ばれるにゃ

寒さで免疫力が低下しているところに、乾燥により感染力を増したウイルスに攻撃されてしまっては大変!
暖房器具を使うときは加湿器と併用したり、濡れたバスタオルを部屋に干しておくなどの乾燥対策が必要です。

潤い面は母ちゃんより格上な幸虎さん

うちの幸虎はよく体を痒がって知覚過敏と呼ばれるような症状が出るため、暖房と大容量加湿器を併用しています。

それにプラスして、動物用の保湿液『ゆずセラミドスプレー』で毎日欠かさず保湿ケア。

今や、私よりも幸虎のお肌の方が潤っているかもしれません^^;

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猫の冬のお留守番|猫が快適に過ごせるその他の環境

猫の冬のお留守番で、温度や湿度のほかにも気をつけたいことについてもお話しします。

猫ベッドは高い位置に設置

冬、猫にお留守番をさせるとき、いつも使っている猫ベッドは少し高い位置に設置してあげましょう。

暖かい空気は軽いので天井側に集まり、冷たい空気は重いので床側に集まります。
猫ベッドなど、猫の寝床の位置が低ければ低いほど冷たい空気にさらされてしまうので、せっかく温度管理をしていても効果は半減。

上部に猫ハウスのついたキャットタワーを設置したり、棚の上に猫ベッドを設置するなど、猫ができるだけ暖かい空気の中で過ごせるように気を遣ってあげましょう。

あまり高いところに登れなくなったシニア猫さんには、天井から床面まで暖かい空気を循環させてくれるサーキュレーターと暖房を併用してあげるといいですね。

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ケージでのお留守番は短時間、窓辺への設置はNG!

冬、猫にケージの中でお留守番させるのは、できるだけ短時間にしましょう。

猫は今いる場所が寒くなってきても、自分で暖かい場所を探して移動します。
でもケージの中でのお留守番だと、移動することができません

そのためケージの中でお留守番させる場合は、ケージ周辺の温度が下がらないうちに短時間で用事を済ませて帰宅しましょう。

猫好きOL
猫好きOL

でも一人暮らしで会社勤めだから、どうしても短時間で帰宅するのは無理

猫好きリーマン
猫好きリーマン

お留守番中に、あちこちに移動されると心配なんだよね

など、どうしてもケージの中で猫に長時間お留守番をさせる必要があるのなら、窓辺にケージを設置するのはNG
日中の日当たりのいい時間なら窓辺で日向ぼっこしながら過ごすのも気持ちいいですが、夕方日が傾き室温が下がり始めると窓辺は一層寒くなるから。

寒くなってもケージの中でのお留守番だと、猫は暖かい場所に移動できません。
冬、猫にケージの中で長時間お留守番させる場合、ケージは窓辺よりも窓辺からできるだけ遠い壁際に設置するのがベストです。

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家の中を自由に歩き回れるようにする

冬、猫にお留守番させるときは、猫が家の中を自由に歩き回れるようにしましょう

先述でも書きましたが、猫は今いる場所が寒くなると自分で暖かい場所を探して移動します。
でももし他の部屋に移動できない状況だと、今いる部屋が寒くなっても暖かい場所を探せずに寒さを我慢しなくてはいけません。

そのほかにも猫は、普段は行けるはずの部屋に行けない状況になるとストレスを感じることがあります。

そんなストレスを感じさせないためにも、う留守番中でもできるだけ猫が家中を自由に歩き回れる状態にしておきましょう。

猫は、単独行動を好むマイペースな動物。
犬のように自分以外の者に服従する習慣は持ち合わせていません。

だから猫に入られると困る部屋があるのなら、猫が入っても大丈夫な部屋になるよう見直すことが得策です。

「ダメ!」って言ったって、どうせ猫は聞いてくれません。
だったら私たち人間が折れるしかないんです^^;

日当たり抜群のお部屋に移動した幸虎さん

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トイレや水飲み場も暖かく

toracoの愛の証、手作り猫ベッドでくつろぐ幸虎さん

これはお留守番中に限ったことではありませんが、トイレや水飲み場もできるだけ暖かい場所に設置してあげましょう。

猫はトイレや水飲み場が寒いと、排泄や水を飲むのを我慢してしまいます。
その結果、膀胱炎や尿路結石または腎臓病などの発症につながってしまう可能性あり!

トイレや水飲み場の温度は意外と気にならない部分ではありますが、見逃しがちな部分も猫さんの気持ちになって気を配ってあげるのが愛ですね^^

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猫の冬のお留守番には寒さ対策、湿度・環境管理が大切

ということで今回は、猫に冬お留守番をさせるときの寒さ対策などについてお話ししました。
どれも大切なことなので、ぜひ何度でも読み返してみてくださいね。

これからまだまだ寒い日が続きますが、大好きな猫さんと一緒なら心も体も暖かですよね。
一緒にいられない時間も、猫さんがあなたの愛でぬくぬくと過ごせますように^^

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\幸虎も愛用中!使い続けて知覚過敏が治った!/

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