こんにちは、toracoです。
2020年2月、保護猫の母ちゃんになりました。
こうして猫についてのブログを書くようになり、猫博士にどんどん近づいています。
そんな私ですが、猫のひげについてこんな疑問を持ちました。
ふと猫のひげに疑問を感じた人
- 猫のヒゲって必要?役割を知りたいな
- 猫のヒゲが長すぎる!切ってもいい?
- 猫のヒゲが抜けちゃった!大丈夫?
- 猫によってヒゲの長さが違うのはナゼだろう?
あなたも猫のひげについて、こんな疑問を感じたことはありませんか?
これらの疑問にお答えします。
この記事では
- 猫のヒゲの役割
- 猫のヒゲが長すぎる時の対処法
- 猫のヒゲが抜けてしまったら?
- ヒゲの長さは何で決まるの?
についてお話しします。
記事の最後には、猫ヒゲから読みとる猫の気持ちを写真付きで解説します。
では、どうぞお楽しみください^^
猫のヒゲは、なんと!6種類!
あなたは、猫のひげの種類とその役割をご存知ですか?
その種類は、なんと!6種類もあるんです。
そして障害物から身を守るためのセンサーとしての役割を持っています。
そのほかにも猫のヒゲは平衡感覚を保ったり感情を表したりなどの役割も持ち、生きていく上で必要なものなのです。
では、その一つ一つの名称とその役割についてご説明しますね。
猫のヒゲ それぞれの名称と役割
猫の顔をよ〜く観察してみると、一番目立つのが猫のヒゲ袋(正式名称:ウィスパーカット)から生えているヒゲが上唇毛。
それ以外にも、顔のいたるところにヒゲが生えていることがわかりますね。
猫のヒゲは、顔だけでも5種類あるんです。
◆眉上毛(びじょうもう)
目の上のヒゲのことを「眉上毛」といい、個体差はありますが片方に4〜6本生えています。
「眉上毛」の役割は、目や頭を危険から守るためのセンサー。
だから何かが「眉上毛」に触ると、猫はとっさに目を閉じるのです。
◆頬骨毛(きょうこつもう)
「頬骨毛」は文字通り頬骨の外側辺りに生えているヒゲで、斜め上に向かって伸びているのが特徴です。
大抵片方に1〜2本生えていますが、この「頬骨毛」が生えていない個体もいるようです。
◆上唇毛(じょうしんもう)
猫の顔の絵を描いたときに、誰しもが必ず書くであろうヒゲがこの「上唇毛」です。
一番長く一番目立つ触毛で片方に16本ほど生えています。
「上唇毛」はヒゲ袋に水平に4段並んだ毛穴から生えていますが、上の2段としたの2段は別々に動かすことができるそうです。
すごい器用なんですね(笑)
◆口角毛(こうかくもう)
口の端、いわゆる口角から生えている短いヒゲを「口角毛」といいます。
本数も片方1〜2本と少ないため目立たず、上唇毛に隠れてしまうため知る人ぞ知るヒゲかもですね。
狭い隙間を通るときなどには、「頬骨毛」「上唇毛」「口角毛」3つのセンサーで危険から身を守ります。
◆頭下毛(とうかもう)
顎の下に生えているヒゲを「頭下毛」といい、口角毛と同様に短く本数も少ないので目立ちません。
初めて見るオモチャの様子を伺うときや獲物を狙うときなど、猫が身を低くして歩く姿をよく見ますよね?
そのようなときに、視界に入りにくい顎の下の障害物で喉元を傷つけないようにセンサーの役目を果たします。
そしてさらに、猫の体にもヒゲはあります。
それが前脚の後ろに2〜3本生えている長い毛、実はこれもヒゲなんですよ。
◆手根触毛(しゅこんしょくもう)
「手根触毛」とは猫の前脚の後ろ、人間でいうと手首の辺りに生えている長い毛もヒゲに分類されます。
この「手根触毛」はハンターの証。
狩りや天敵から逃げるときに、足元を見なくても障害物を避けて走るため足元センサーの役目を果たしているんです。
ガラス細工店の看板猫ちゃんが、ディスプレイ棚のガラス細工を一つも倒さずにスイスイ歩いているというシーンを以前テレビで見たことがあります。
あれは「手根触毛」が成せる技だったんですね。
猫のヒゲと一口に言ってもただの体毛ではなく、暗闇で活動したり些細な振動で危険を察したりするための大切な感覚器官なのです。
改めてまじまじと幸虎の顔や体を観察していたら、少し離れたところに逃げられてしまいました。
猫のひげが抜ける周期
猫のヒゲは、約半年に一回の周期で数本ほど抜け落ちます。
でも猫のヒゲの本数は、いつも変わらなく見えますよね?
なんか最近少ない気がする…とか感じたことないのですが、本当に抜けてるんでしょうか?
実は猫のヒゲ、抜けてから新しいヒゲが生えてくるのではありません。
先に新しいヒゲが生えてきて、それから古いヒゲが抜け落ちるようになっているんです。
だから猫のヒゲが少なくなることはありませんが、よく観察していれば猫のヒゲが増えたように感じることはありそうです。
そう感じられたら、猫のヒゲが抜けるサインかもしれませんね。
【今すぐやめて!】猫のヒゲ 切る・抜くは厳禁
猫によっては、と〜っても長いヒゲを持つ子もいますよね。
ちょっと長すぎじゃない?^^; って思っちゃう子も、たまにいるようです。
でも猫のヒゲは、決して切ったり抜いたりしないでください!
前述でもご説明した通り、猫のヒゲは猫が生きていく上で大変重要なセンサーの役割を持っているからです。
もし猫のヒゲを切ったり抜いたりした場合、どのようになってしまうのでしょうか?
猫のヒゲ 切ったらどうなる?
猫のヒゲを切ったり抜いたりすると、次のような障害が出てしまいます。
- 平衡感覚が鈍り、壁などにぶつかりやすくなる
- 暗闇で不安になるため、電気を消すと夜鳴きなどの問題行動が始まる
- 狭い場所で不安になるため、キャリーに入るのを嫌がるようになる
- 感情表現が十分にできなくなる など…
ヒゲがなくても特に健康に害があるわけではありませんが、猫のヒゲはファッションで伸ばしたり切ったりするものではありません。
病気の治療や手術等で切る必要がある場合を除き、自然のままにしておきましょう。
猫のヒゲは長ければ長いほど「優秀の証」
実は、猫のヒゲは長ければ長いほど優秀の証なんです。
その理由は、ヒゲが長ければ長いほど障害物を広範囲に感じることができるため、より早く危険等を察知することができるからです。
野良猫の場合は、センサーであるヒゲが長ければ長いほど暗闇でも広範囲の獲物を察知できるという利点もありますね。
猫の長いヒゲは優秀の証。
長すぎるという理由で切ったり抜いたりするのは、かわいそうなので絶対やめましょうね。
これって大丈夫?猫のヒゲが抜けちゃった!
はい、大丈夫です。
前述でもお話しした通り、猫のヒゲは約半年周期で生え変わります。
自然に抜けるのは、全く問題ありません。
猫のヒゲは幸運のアイテムと言われているので、抜け落ちている猫のヒゲを見つけたら捨てずにお守りにしましょう。
思わぬ幸運が舞い込んでくるかもしれませんよ。
猫によってヒゲの長さが違うのはなぜ?
猫のヒゲの長さって、何で決まるのかご存知ですか?
実は、体の幅と関係しているんです。
猫は狭いところが好き。
そこに入って危険はないか、通り抜けることはできるのかなどをヒゲのセンサーで判断します。
そのため一般的に、体の幅が広い猫ほどヒゲが長いとされています。
例えばコーニッシュ・レックスのように、体の幅が細い猫は短いヒゲを持ちます。
それに比べ大型の猫種であるメインクーンは、こんなにもなが〜いヒゲを持ちます。
特に大型の猫種でもないのになんだかヒゲが長くなってきたなと感じたら、もしかするとダイエットの必要があるのかもしれませんね^^
体重管理を気にするきっかけとしても、ヒゲの長さが役立ちそうです。
【写真あり】猫ヒゲで読み取る猫の気持ち
猫のヒゲはセンサーの役割のほか、気持ちを表すアイテムとしても役立ちます。
平常時の猫のヒゲ
口元にまったく力が入っていない平常時の猫のひげは、写真のように自然に下に垂れています。
実は猫のヒゲ、被毛の約2倍の太さがあるので重いんです。
なので猫のヒゲがこの状態の時は、リラックスしているときと考えて良いでしょう。
意思を持っている時のヒゲ
伝えたいことがあるなど、猫が何かしら意思を持っている時のひげは、写真のように真っ直ぐ横に開いています。
この写真から推測するに「ごはん足りませんが…?」ってところでしょうか?
幸虎くんの強い意思が感じられます(笑)
何かに興味を示している時のヒゲ
猫が興味のあるものや大好きなものを見た時、写真のようにヒゲをグイッと前に出します。
これはセンサーであるヒゲを対象物に近づけることによって、それが何なのか情報を得ようとしているためです。
大好きなおもちゃで遊んでいる時や仲間同士でじゃれ合っているときなども同様です。
猫のヒゲがこの状態の時は、ワクワクと楽しい状態だと考えて良いでしょう。
驚いている時のヒゲ
何かに驚いている時の猫は、緊張のために口元に力が入ります。
同じ口元に力が入っている状態でも何かに興味を示している時とは違い、驚いている時のヒゲは頬に沿って後ろに向きます。
これは危険や恐怖を感じているためですので、猫に近づいた時にヒゲがこの状態のときは無理に近づいたり触ろうとせず、そっとしておいてあげると良いでしょう。
怒っている時のヒゲ
猫が怒っている時のヒゲは、写真のように口元の全てのヒゲが放射線状にウワッ!と広がります。
大きく口をあけ牙を見せるようにして威嚇するため、ヒゲもこのような形になるわけです。
ただ怒っている猫は、ヒゲを見るまでもありませんよね^^;
必要以上に近づかないようにしましょう。
猫ひげの役割 まとめ
いかがでしたか?
猫のヒゲには大切な役割があることがわかりましたね。
長すぎるヒゲも短いヒゲも、猫ちゃんそれぞれのチャームポイントでもあります。
切ったり抜いたりせず、大切にしてあげてください。
そして 自然に抜けているのを見つけたら、ありがたくお守りにしちゃいましょう!
それでは、あなたの猫ちゃんが明日も健やかでありますように
今日も最後まで読んでくれて、ありがとにゃ〜ん
いつも応援ありがとうございます。
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