こんにちは、toracoです。
猫エイズキャリアの元保護猫、幸虎の母ちゃんやってます。
幸虎と出会ってから、毎日毎日幸せです^^
前回は、このような記事を書きました。
飼い猫の猫エイズ検査の結果が「陽性」だった人
- 検査の結果、うちの子も猫エイズに感染してた…。
- もし発症したとして、この先どうなっちゃんだろう?
- やっぱり寿命も短いのかな?
うん、わかります。とっても不安になりますよね?
でもそんなに不安にならないでください。
猫エイズだからって、必ずしも短命とは限らないのですから。
この記事では
- 猫エイズの症状「感染〜発症〜末期」までの5つのステージ
- 猫エイズに感染してしまった猫ちゃんの平均寿命
について、お話ししています。
この記事にたどり着いてくれた貴方の今後の参考になれると嬉しいです。
ちなみに私の幸虎は、猫エイズキャリアでも毎日元気です^^
猫エイズの症状は5段階 ステージ別に解説
猫エイズは症状により、5ステージに分類されます。
ステージごとに解説していきますね。
猫エイズの初期症状 ステージ1 急性期
猫エイズウイルスに感染したばかりの初期症状の状態を【急性期】と呼びます。
その症状は、まず発熱や下痢のほかリンパ節の腫れなど。
血液検査をすると、好中球減少症が多く見られるようです。
こうちゅうきゅうげんしょうしょう?
好中球っていうのは、白血球の半分以上を占めていているにゃ。
体内に入ってきた菌やカビなどの病原体を発見・処理する役割があるにゃよ
じゃぁ、猫エイズウイルスに感染すると、そんな大切な役割を持つ好中球が減少しちゃうってことなんだね💧
てか、よく知ってるね…ゆったん、神なの?
ヒューーー
(風の音)
抵抗力が弱い子や既往症を持っている子の場合、残念ながらこの急性期に死亡してしまうこともあります。
しかし基礎体力や抵抗力がしっかりしていれば、【急性期】の症状は猫エイズウイルス感染後、数週間から長くても4ヶ月ほどで一旦落ち着きます。
猫エイズの症状 ステージ2 無症候キャリア期
猫エイズの症状であるステージ2【無症候キャリア期】は、ステージ1の急性期が落ち着いた状態です。
このステージでは特に目立った症状は見られないため、見た目だけでは猫エイズに感染しているとは思えないでしょう。
「ひょっとして、ウイルス消えちゃってるんじゃないの?」と思ってしまいそうですが、ウイルスは猫の体内でしっかり生きています。
そしてとても受け入れ難いですが、ゆっくりゆっくり病態は進行している状態なのです。
【無症候キャリア期】は数ヶ月~数年続きます。
場合によっては10年以上続くことや、中には無症候キャリア期のまま生涯を終える子もいるのです。
そうなんだ!?
一生発症しない子もいるんだね。
じゃぁ、ゆったんは絶対大丈夫だよ!
だって母ちゃんの子だもん、絶対大丈夫!
うん、ぼくもそう信じてる!
目立った症状が見られず元気だからといっても、ウイルスは確実に生きています。
他の猫と接触させることにより感染源となるばかりか、別の感染症にかかるなどして発症を促す恐れもあるので、多頭飼いの場合は他の猫から隔離したり外に出さないなどの注意が必要です。
猫エイズの症状 ステージ3 持続性リンパ節腫大期
猫エイズの症状であるステージ3【持続性リンパ節腫大期】では、ステージ1の急性期と同じように再びリンパ節が腫れだします。
そうなったら、【持続性リンパ節腫大期】に入った可能性があります。
いわゆる、猫エイズを発症した可能性があるということです。
【持続性リンパ節腫大期】は2か月〜4か月と短く、他のステージに比べて飼い主さんが気付く機会も少ないでしょう。
また、はっきりと腫大とわからない場合もあるため、見逃されることが多いステージです。
常にスキンシップをとるようにして、日頃から異常を見逃さない努力をすることが大切だね
母ちゃんの場合、スキンシップにもホドがあるけどにゃ
猫エイズの症状 ステージ4 エイズ関連症候群期
猫エイズの症状であるステージ4【エイズ関連症候群期】に入ると、体内のウイルスにより免疫機能が低下し始めます。
目立った症状としては、免疫異常に伴う次のようなものがあります。
【エイズ関連症候群期】の症状
- 口内炎
- 歯肉炎
- 皮膚炎
- 上部気道炎(鼻炎やくしゃみ・鼻水など、いわゆる風邪の症状)
- 嘔吐
- 下痢 など…
中でも特に口内炎は、このステージでよく見られる症状です。
口の中が痛いため思うように食事ができず、痩せてしまうというのも症状の一つと言えます。
症状が目に見えてくるステージですので注意深く猫ちゃんを観察し、気になる症状は必ず獣医師による適切な治療を受けましょう。
この段階で最適な治療を行うか行わないかで、半年後の生存率に影響が及んだという症例もあります。
猫エイズ末期症状 ステージ5 後天性免疫不全症候群期
猫エイズの末期症状であるステージ5の【後天性免疫不全症候群期】。
「日和見感染」(免疫機能の停止により極々弱い病原体に感染してしまうこと)や急激な体重減少、貧血・脳炎・悪性腫瘍など、激しい症状が出るステージです。
中にはダニや回虫の寄生・猫伝染性腹膜炎なども起こりやすくなり、このステージまで進行してしまうと余命1ヶ月〜2ヶ月と宣告されることが多いでしょう。
怖いにゃ…
大丈夫、大丈夫…
母ちゃんが守ってみせる!
以上が猫エイズ「感染〜発症〜末期」までの解説でした。
どうか、万が一発症してしまった場合の早期発見にお役立てください。
猫エイズの寿命
猫エイズウイルスに感染してしまった猫の寿命は、病状の進行スピードなどによって異なりますが、一般的に
6年生存率は80%
と言われています。(ステージ1の段階で亡くなった子を除く)
ステージ1〜ステージ5までを解説したあとですので、ここまで読んでくださった方はかなり深刻なお気持ちになっていたかと思います。
ですが上記の生存率を見ておわかりのように、猫エイズに感染したといっても生存率はそれほど低くないんです。
その上、ひと昔に比べてこの猫エイズという病気が世間に広く認知されてきた昨今。
猫エイズキャリアの子ほど大事に育てられるため、平均寿命が15年ほどと長生きする子が多くなっているのも事実。
だから最後まで、諦める必要はないのです。
それならボクは20年生きるにゃ!
えっと…(計算してる)
うん、母ちゃんもそれくらいならギリ生きてると思うから大丈夫だね💦
まとめ
さて、今回のまとめですが
- 猫エイズの症状には5段階のステージがある
- 猫エイズに感染しても6年生存率は80%、それ以上に長寿の子もいる
ということがわかりました。
ここまで読んでいただいた貴方は「今、猫エイズについてどう感じていますか?」
私は猫エイズについて色々調べていくうちに、少しずつ不安な気持ちが薄れてきている気がします。
もちろん、不安が全て払拭されるわけではないですけどね。
きっと、きっと、大丈夫です✨
どうか貴方の不安が、少しでも軽くなりますように
一緒に戦おうにゃ!
今日も最後まで読んでくれて、ありがとにゃ〜
いつも応援ありがとうございます。
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