こんにちは、toracoです。
これから暖かくなってくると気になり始めるのが、猫ちゃんのフィラリア予防ですよね。
え?フィラリアって犬の病気じゃにゃいの?
ううん、それがね
フィラリア症は犬だけの病気じゃないんだって💧
えーーー!?
今日は春が来る前に覚えておきたい猫のフィラリア予防についてのお話です。
猫もフィラリア症に感染する?
猫もフィラリア症に感染するのでしょうか?
フィラリア症とは「犬糸状虫症(いぬしじょうちゅうしょう)」とも呼ばれる病気です。
その病名から犬だけがかかる病気と勘違いされがちですが、ペットとして人間と暮らす動物では猫やフェレットにも感染することがわかっています。
また猫も感染するフィラリアは、稀に人間も感染する可能性があるのです。
人間がフィラリアに感染しても多くは無症状で終わり、重篤化することはほぼありません。
それでも寄生虫に感染するということは健康上、何らかのリスクを抱えることに繋がります。
これからもずっと可愛い猫ちゃんを養っていくためには飼い主さんの健康も大切ですよね?
だから飼い主さんが感染しないためにも、一緒に暮らす猫ちゃんのフィラリア予防はとても大切になるのです。
<参考URL>https://www.anicom-sompo.co.jp
じゃぁ、もし猫がフィラリアに感染したらどんな症状が出るんだろう?
それはボクも気ににゃる〜
母ちゃん!しっかり調べるにゃ!!
おけー!まかせろー!
猫がフィラリアに感染!その症状は?
猫のフィラリア症の症状には、嘔吐や食欲不振、さらには咳や呼吸困難などがあります。
その症状の出方は3段階に分かれ、まるで引いては押し寄せる波のように徐々に強く出てくるのです。
そもそもフィラリアとは犬を宿主とする寄生虫です。
本来の宿主である犬に感染した場合、フィラリアは宿主へのダメージをできるだけ抑えてそこに長く住み続けようとします。
一方、猫がフィラリアに感染した場合、本来の宿主ではない猫に寄生してしまったフィラリアにとってその体内は住み心地が悪く、成長途中で死んでしまうことがほとんどなんです。
にゃ〜んだ
それなら心配しなくて大丈夫にゃん♪
それが大丈夫じゃないの
猫のフィラリア症が怖いのは、実はフィラリアが死んでからなんだって
え…どゆことにゃ?
猫の体内にフィラリアが入ると、フィラリアは少しずつ成長しながら猫の体内を移動します。
しかし肺動脈に到達すると大半のフィラリアは死滅し、その死骸が肺に炎症を起こすなどして猫に第一段階の症状が見られるようになります。
このときの症状は喘息や肺炎と間違われることが多くあります。
猫に寄生したフィラリアのうち、第一段階で死なずに生き残ったフィラリアが成虫になると症状は一旦落ち着きます。
ですが更に1年〜3年で成虫が寿命を迎え、猫に第二段階の症状が現れます。
猫に寄生したフィラリアの成虫の死骸は、やがて肺や心臓の血管を詰まらせます。
そのため第二段階の症状として血液の循環が悪くなり、10%〜20%の猫が突然死してしまうと言われています。
そして猫フィラリアに感染した場合のの第三段階の症状は、第二段階で大きなダメージを受けたことによる慢性呼吸器疾患となってしまうのです。
これらの症状は、犬がフィラリア症に感染した際の特徴的な症状(心臓発作や心不全による腹水など)とは異なります。
猫の場合、犬のように特徴的な症状はなく他の病気と似た症状となるのです。
そのため猫はフィラリア症と断定されることが難しく、同時に早期発見や治療法の確立も困難になるというわけです。
こ、こわいにゃ…
こ、こわいね…
猫のフィラリア感染率
猫のフィラリア感染率は、その地域に住む犬の感染率の1割〜2割と言われています。
もう少しわかりやすく言うと、10頭中1頭の割合で猫もフィラリアに感染するということです。
屋外で飼われている犬のフィラリア感染率が80%とも90%とも言われていますので、確かに猫は、犬ほどは感染しやすくないようです。
しかし猫のフィラリア症では体内のフィラリアが死滅することにより強い症状が現れ、命の危険に関わります。
そのため犬のように猫にフィラリア駆虫薬の使用は推奨されおらず、猫のフィラリアには根治治療法がありません。
また「完全室内飼いだから大丈夫」ということもなく、蚊の少ない寒い地域やマンションの高層階に暮らす猫の感染報告もあるのです。
犬よりも感染確率が低いからといって、何の予防もしないで安心しているわけにはいかないですね。
寒い地域でも蚊は居るし、完全室内飼いだとしても、人が外から蚊を運んで来ることだってあるもんね
やっぱりどう考えても予防は必要にゃ!
猫のフィラリア検査と費用
猫のフィラリア検査ですが、猫がフィラリア症に感染しているかどうかを検査で調べるのはとても困難です。
理由は前述にもあるとおり、フィラリアにとっての本来の宿主は犬なのです。
例え猫がフィラリア症に感染していても寄生するフィラリアの数が少なく血液検査では検出できない場合が多いというわけです。
動物病院によっては、例え検査してもフィラリアだと断言できるものではないという理由から「そもそも猫のフィラリア検査はしない」というところも多いようです。
そのため、「猫のフィラリア検査」とする費用についてはデータがありませんでした。
(犬のフィラリア検査は2,000円前後が一般的なようです)
猫のフィラリア検査を希望する場合は、かかりつけの病院へ問い合わせてみましょう。
猫のフィラリア予防のタイミング
それでは猫のフィラリア予防は、いつから始めればいいのでしょうか?
子猫のフィラリア予防 ちょっと待って!
猫のフィラリア予防は、子猫の場合なら生後2ヶ月から可能となります。
でも、ちょっと待って!
子猫は母猫からの「移行抗体」(初乳に含まれる免疫のこと)により、生後2ヶ月〜3ヶ月頃までは様々な感染症から守られています。
そのため、この時期の子猫は病気にかかりにくく病気予防のためのワクチン接種などは効果が得られない時期でもあるのです。
このことから子猫へのフィラリア症予防は、生後3ヶ月以降から始めるといいですよ。
猫のフィラリア予防 開始時期と期間は?
猫のフィラリア予防を徹底的にするのなら、毎年必ず行う必要があります。
フィラリアは蚊が媒介する寄生虫ですので、毎年蚊が出始めた1ヶ月後〜蚊がいなくなった1ヶ月後までが予防の時期とされています。
その年の気温や湿度などにもよりますが5月頃から始め、12月中旬頃まで間を開けずに継続するのが一般的です。
地域によっても変わってきますので、詳しい開始時期や期間は獣医師さんに相談してみましょう。
猫フィラリア予防薬の種類
猫のフィラリア予防薬は、種類がいくつかあります。
どのようなものがあるのでしょうか?
レボリューション
猫のフィラリア予防薬の中では、レボリューションが一般的に広く知られているいます。
滴下タイプの予防薬で、猫が自分でグルーミングしにくい耳元や肩甲骨の間の皮膚に垂らして投与します。
猫のフィラリア予防薬であるレボリューションは、フィラリア予防のほかにノミや耳ヒゼンダニ、回虫の駆除にも効果があり、妊娠中や授乳中の猫にも安心して投与することができます。
滴下タイプの予防薬の中には、投与前後の数日間はシャンプーが制限されるものもあります。
ですがレボリューションは皮膚から速やかに浸透するため、シャンプーしたばかりでも完全に乾いていれば投与OK。
また投与後も2時間経てばシャンプーでき、効果が低下することはありません。
予防期間中は毎月1回決まった日の投与が必須。
忘れないようにカレンダーに○つけておこう!
シャンプーは忘れても、フィラリア予防は忘れないで欲しいにゃ〜
ノミ、耳ヒゼンダニ、回虫について詳しく書かれているサイトを見つけました。
それぞれ参考にしてみてください。
ブロードライン
猫のフィラリア予防薬ブロードラインは、レボリューションと同じ滴下タイプの予防薬で2015年に新発売されました。
使い方もレボリューションとほぼ同じで、月に一回肩甲骨の間の皮膚に滴下して使います。
ペットくすりのブロードラインスポットオン猫用2.5~7.5kg
猫のフィラリア予防薬であるブロードラインはフィラリア予防以外に、ノミ・マダニ・ハジラミや瓜実条虫(サナダムシ)などの内部寄生虫の駆除または予防が全てできる優れもの。
レボリューションはマダニには効果がなく内部寄生虫も回虫にしか効かないのに対し、ブロードラインはマダニの駆除や予防、また内部寄生虫も回虫のほか鉤虫・条虫に効果ありなんです。
(ただし、耳ヒゼンダニには効果なし)
猫の皮脂を伝わって効果が全身に広がるため、皮脂が流れた状態では効果が低下してしまいます。
投与前後2日間は、シャンプーを控えましょう。
マダニや瓜実条虫(サナダムシ)について詳しく書かれているサイトを見つけました。
それぞれ参考にしてみてください。
レボリューションとブロードラインどちらを使うかは、フィラリア以外に何を予防したいかで決めるといいよ
ボクはお外に出にゃいから、マダニの心配はないにゃ
レボリューションでOKかにゃ?
そうだね👍
あとフィラリア以外に予防したいものによっては、投与期間も変わってくるから注意してね
例えばマダニも予防したいのにゃら、3月くらいから始めなきゃだにゃ
のんびりしてられにゃいにゃ
飲み薬
猫のフィラリア予防薬には、動物病院で処方される経口タイプのものもあります。
飲み薬なので投与前後の時間を気にすることなく、すぐにシャンプーすることが可能です。
フィラリア予防効果のほか、内部寄生虫の駆除にも効果があります。
まだ人馴れしていない子や警戒心の強い子など、滴下タイプの投与が難しい子には水やウェットフードなどに混ぜて与えると良いでしょう。
ただし飲み薬は用量を体重に合わせて処方するため、成長期真っ只中の子には不向きです。
予防接種(ワクチン)
猫のフィラリア予防には予防接種(ワクチン)という方法もあります。
ほかの予防薬が毎月1回の投与が必要なのに対し、注射は年に一回の接種でフィラリアを予防することができます。
ただし副作用が強く死亡例もあるため、積極的には扱っていない動物病院が多いようです。
予防接種でフィラリア予防を希望する場合は、獣医さんに相談の上、慎重に行いましょう。
フロントラインはフィラリア予防に効果なし
フィラリア予防にフロントラインを検討する方もいるようですが、フロントラインはノミやマダニの駆除薬です。
フロントラインはフィラリア予防には効果がありませんので、ご注意ください。
猫のフィラリア予防薬 副作用は?
猫のフィラリア予防薬の副作用について、不安に感じる方も多いでしょう。
確かにこの世に存在するすべての薬には、「主作用」と「副作用」の両方があります。
「主作用」とは病気を治したり改善する働きのことをいい、「副作用」とは本来の目的以外の好ましくない働きのことをいいます。
大切な猫ちゃんに薬を投与するときに「副作用」のことが気になるのは当然のことですよね?
では、「副作用」にはどのようなものがあると思いますか?
例えば私たち人間が薬を服用したとき、多くの人が一度や二度は次のような経験をしたことがあるはずです。
上記の赤字の部分が「主作用」で、青字の部分が「副作用」です。
え?その程度のものも副作用っていうの?
って思いませんでしたか?
そう、薬の副作用って実はこの程度のものが多いんです。
もちろんアナフィラキシーショックのような、ちょっと怖い副作用もあるけどね
アナフィラキシーショックについては、このあと説明するにゃ
ですがこの「副作用」は誰にでも起きるわけではないですよね?
猫のフィラリア予防薬も同様で、投与したら次のようなことが起きる場合があります。
・元気がなくなった
・食欲がなくなった
・嘔吐した など…
これらは全てフィラリア予防薬の「副作用」ですが、猫によっては起きることもあれば起きないこともあり、起きたとしても命に関わるような緊急のものではないのです。
もちろんこの程度の副作用だとしても、猫の様子がいつもと違う場合は獣医師に相談すると安心です。
大抵の副作用は薬の投与から時間が経てば落ち着いてきますので、次回の投与までに同じ薬を続けていいかも含め獣医師に相談してみましょう。
また、このような薬が持つ性質による「副作用」のほかにも、間違った投与をしたときに起きる「副作用」もあります。
そのような「副作用」を起こさないためにも猫ちゃんに初めてフィラリア予防薬を投与する際には、必ず獣医師の指導を受け用法・用量を守って正しく投与しましょう。
そしてもう一つ、アレルギーによる「副作用」が起きる場合もあります。
アレルギーによる「副作用」で怖いのはアナフィラキシーショックです。
残念ながらアレルギーは予測不可能です。
ですので、猫ちゃんに予防薬を投与した後は十分に注意して様子を見ておくことが大切です。
フィラリア予防薬だけでなく、初めての薬を飲ませたりワクチン接種を受ける日などは、ほかに予定を入れずに丸一日は猫ちゃんの様子を見ていてあげましょう。
そして万が一アナフィラキシーショックを起こした場合は、速やかに動物病院へ連絡し獣医師の指示に従ってください。
少し怖いことを書いてしまいましたが、フィラリア予防薬でアナフィラキシーショックのような強い「副作用」が起きるのは稀なケースです。
薬の特性による「副作用」も、「主作用」よりも強く起きることはほぼないでしょう。
そうすることで、大切な猫ちゃんをフィラリア症から確実に守ってあげたいですね。
猫のフィラリア予防の費用は?
猫のフィラリア予防費用は、どのタイプの予防薬を選ぶかによって異なってきます。
予防薬の種類ごとの相場を記載しますが、金額は全て病院により異なりますので詳しくはかかりつけの動物病院にお問い合わせくださいね。
猫のフィラリア予防注射の費用
猫のフィラリア予防注射は年に一回の接種で予防ができ
と、費用も安く抑えられます。
猫のフィラリア予防薬の費用 滴下タイプ
猫のフィラリア予防費用で、滴下タイプのレボリューションやブロードラインを使う場合
が相場のようです。
ブロードラインのほうが予防できるものの種類が多いため、レボリューションより高めに設定している病院が多くなっています。
猫のフィラリア予防薬の費用 飲み薬
猫のフィラリア予防薬費用で、飲み薬を使う場合は滴下タイプより安くなり
が相場のようです。
予防薬の選び方は、猫ちゃんの性格とフィラリア以外に予防したいもので考えましょう。
何を選んでいいかわからなければ、獣医さんにアドバイスを受けるといいですね。
猫のフィラリア予防薬 お得な通販情報
猫のフィラリア予防薬は、通販でも購入できますよ。
最近は新型コロナウイルスのこともあるし、できたら病院へ行くのは必要最小限にしたいですもんね?
2020年は通販で購入したものがナカナカ届かなくて困ったってことありませんでしたか?
今後も緊急事態制限に伴う配送ストップのリスクなどを考えると、猫ちゃんのお薬は早めに準備しておきたいものです。
ペットのお薬を種類豊富に扱っている通販サイトの「ペットくすり」をご存知でしょうか?
「ペットくすり」なら病院よりも安く購入できるし、まとめ買いならさらに割引もしてもらえてポイントまで貯まります。
今なら【期間限定】新規会員登録キャンペーンも、やっているので登録だけでもしておくとイザという時に便利ですね。
動物病院で処方される場合と価格を比較することもできるし、まとめ買いでお得に購入できるからほんとに便利なの!
日本全国、送料も無料にゃよ
めっちゃオススメにゃ!
まとめ
フィラリア症は、犬だけじゃなく猫にも感染する病気です。
そして猫がフィラリア症に感染した場合、はっきりとした症状がなく他の病気と見分けがつかないことも多いため診断がとても難しくなります。
犬ほど感染率は高くないとはいえ呼吸困難や突然死の危険性もある感染症ですので、予防は大切です。
大切な猫ちゃんに変な虫がつかないようにしっかりと予防し、ずっと元気でいてもらいたいですね。
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