こんにちは、toracoです。
まだ、うちの猫くん「幸虎」と出会う前のこと。
運命の子と出会いたくて里親募集サイトや動物保護団体などをいろいろと調べているうちに、心がざわつくことがたくさんありました。
今日は、それらのことについて私が感じたこと、思ったことをお話しします。
※あくまでも個人的な考えであり、特定の個人や団体を避難するものではないことをご理解ください。
はじめに
今日のお話しは、以前書いた記事のその後のお話しです。
ぜひ、あわせて読んでいただけるととても嬉しいです^^
人間の罪深さ
「猫と暮らしたい」
ペットロスも少しずつ癒えてきた頃、私はいつしかそう思うようになり、里親募集サイトや保護動物の譲渡会情報を調べる日々を送っていました。
ペットショップやブリーダーから購入することは考えていませんでした。
その理由は、もともと私は生体販売というものに抵抗があったからです。
人間だって動物だって、おんなじ命。
命をわざわざ繁殖してまで売ったり買ったりすることは、どう考えても私には合点がいかないのです。
マグロの解体ショーとか、なにあれ?
命あったものが解体されていくのを見て喜んでる人間って、なんて残酷なんだろう?とか思っちゃうタチで…。
そういう私もお肉やお魚は大好きだけど、なにも解体をショーにしなくても…ねぇ?
おっと、話がズレてしまいました😅
里親募集情報への違和感
「猫 里親」とか「保護猫」とか、ネット検索してみて驚きました。
ちょっと調べただけでもやれ生まれただの、やれ保護しただの、ものすごい数の里親募集情報で溢れています。
それ以上に驚いたのは、ずっと一緒に生活して来たワンちゃんや猫ちゃんなどの里親探しをしている人の多いこと。
そしてその理由の中で多く目についたのは
という理由でした。
この理由を見て
まぁ、人それぞれ事情は色々あるものだし
仕方がないよね…
と感じる人のほうが多いのかしら?
正直なところ、私は
でもそれって
人間の勝手な都合だよね
と思う気持ちの方が強かったりします。
急に引っ越さなきゃいけなくなったからって、なぜペットを置いていかなくてはいけないのか?
人間の都合なんて考えなければ、ペットを手放してまで引っ越さなきゃいけない原因を排除することを考えればいい。
例えば会社の転勤だとしたら、転勤先でペット可の住宅すら準備してくれない会社なんて辞めちまえばいいわけですよ。
家族がアレルギー発症したんだとしても、どうしてペットのほうが手放されなきゃいけないのか?
ペットだって家族でしょう?
これはとても極端な考えだけど、アレルギーを発症した人間のほうを手放すって方法もあるわけですよ。
あくまでも“人間の都合を考えなければ”で、なかなかそうもいかないのが現実…。
でもそこまでできてこそ、一度引き受けた命に責任を持つということなんじゃないのかな?
そう思う私は、今この瞬間にでも人間が動物に飼われる時代になっちゃえばいいと思っています。
そうすれば、今まで人間が動物にしてきたことがどんなに酷いことだったかってわかるんじゃないのかな?
保護動物の里親になるための条件
どの里親募集情報を見ても、里親になるためにクリアしなければならない条件がありました。
などなど…。
ペット可住宅、同居家族の同意はわかります。
でも、長時間留守にすること?
そりゃ、ありますよ。
今どきサザエさんちみたいに、家族旅行でもない限り必ず誰かが留守番してなきゃいけない家庭なんて滅多にないですって。
単身者がダメな理由は、一人じゃ荷が重かろうってことでしょうか?
あとは「急に倒れた」とか「孤独死」とかそういうのを心配してくれてるのかしら?
いやいや、「単身者=天涯孤独」じゃないですからね。
困った時は手を貸してくれたり、2〜3日連絡つかないときに様子見に来てくれる友達や家族くらいいますよーだ!
未婚のカップルがダメな理由は
別れる確率が高く、別れた後にどちらかがペットを引き取ったとしても、その子を見るたび良かった頃の思い出が蘇り虐待や飼育放棄に繋がる恐れがあるから
と聞いたことがあります。
それが本当なら、他人の未来予測しすぎ!
未婚じゃなくても、別れる時は別れますしね。
未婚とか既婚とか関係なくない?
高齢者がダメな理由も、単身者と似たようなことでしょうか?
てゆうか、高齢者って一体いくつから?
大切な命を託すのですから、厳しい条件をつけたくなる気持ちはわかります。
でもせっかく保護動物を家族に迎えたいと思っても、条件を知った時点で諦めちゃう人も少なくないはずです。
私の場合、単身者だし会社員だし、毎日最低でも8時間は留守にします。
年齢も悲しいかな高齢者っちゃー高齢者だもの…。
仕方ないなぁ、ペットショップでも行くか…
って気持ちになりましたよ、マジで。
(結局行きませんでしたけどね)
譲渡会はもちろん、たとえネットで里親募集したとしても応募者に会わずに譲渡することは絶対にないわけですよね?
だったら条件提示する前に、まずはお見合いしに来てもらいましょうよって思うんです。
実際に応募してくれた方と会って動物たちへの接し方や人となりを見れば、例え条件が合わなくても
「この人なら大丈夫」とか「この人はちょっと…」わかるじゃないですか。
そして、この人になら託せると思えた人にだけ、どうしても必要な条件提示をする。
それでじゃ、ダメなのかなぁ?
事前の条件提示で諦めた人、きっとたくさんいると思うなー。
とにかく会いに来てもらわなきゃ。
話はそれからだと思うんだけど、どうなんでしょう?
里親になるための条件にくじけそうになりながら、それでも私は保護猫の里親になることを諦められませんでした。
その甲斐あって、この後しばらくしてから「幸虎」と出会うことができたんです。
この続きは、またいつか^^
だからって
私一人がこうして思いを語ったところで、きっと人間の都合でペットを手放す人は減らない。
里親募集のシステムも条件も、きっと変わらない。
だからって心の中だけに留めておけなくて、もしこの記事を読んで「うんうん、わかる!」と頷いてくれてる人がいたら嬉しいです。
いろんな理由で保護動物になってしまった子たちが、一頭でも多く「真の家族」と出会えるために、ちょっとでも社会の仕組みが良い方に変わるといいなって思っています。
そのために私には、何ができるんだろう?
まとめ
「真の家族」。
それは家族となった者の生涯に責任を持ち、一生添い遂げる者だとじゃないでしょうか。
真の家族に「血のつながり」や「人種」、さらには「人間か否か」も関係ありません。
どんな理由があろうとも、家族は絶対に手放しちゃいけないんです。
小さくて弱い大切な命を、人間の都合で手放す人がいない世の中になりますように✨
ということで、今回は私の思いの丈を語らせていただきました。
最後までご静聴、ありがとうございました。
この記事に対してご意見、ご感想等ありましたら、コメントいただけると嬉しいです😊
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