こんにちは、toracoです。
みなさんの猫ちゃんは、ふみふみしますか?
猫が前足や後ろ足を使い、うっとりとした表情でふみふみしている姿は、とっても可愛いし癒されますね。
ときには、まるで職人のように一心不乱にふみふみしている猫ちゃんもいますよね。
そこで今回は、猫のふみふみには、どんな理由や効果があるのかを調べてみました。
今まで知らなかった意外な理由もありましたよ。
では、一緒に見ていきましょう!
猫のふみふみ、その理由
私たち人間にとっては、ただただ可愛いだけの猫のふみふみ。
だけど猫にとってふみふみをする理由には、様々なものがあるのです。
ふみふみの理由が丸裸にされる…
にゃんだか恥ずかしいにゃぁ
母ちゃんは、猫くんのことならなんでも知りたいんだもん
猫、ふみふみの理由① 「お腹が空いたよ」のアピール
もちろんこの動きは本能的なもので、意識的にしていることではないのでしょうが
母猫と過ごす子猫は、お腹がすくとお母さんのおっぱいを前足でふみふみしながら母乳を飲みます。
そうすることでお乳が出やすくなることがわかるんでしょうね。
お腹が空いたときにふみふみするのは、お母さんのおっぱいをふみふみしていた頃の名残りです。
お腹がすく→ふみふみする→おっぱいをたっぷり飲める→お腹が満たされるという記憶による、条件反射のようなものかもしれませんね。
動画の猫ちゃんも、毛布をふみふみしながらお口がおっぱいを飲んでいるときのように動いています。
とっても可愛くて、愛おしくなっちゃいますね。
猫、ふみふみの理由② 甘えたいアピール
猫がふみふみしているときは、お母さんのおっぱいを飲んでいるときのような幸せな気分に浸っているとき。
そして、それは同時に甘えたいという感情のときでもあります。
また、ふみふみしているときに「ゴロゴロ」と喉を鳴らすのも、お母さんのおっぱいを飲んでいた頃の名残り。
なので、猫ちゃんがふみふみしながらゴロゴロと喉を鳴らしていたら、超絶甘えているときなんです。
たくさん甘えさせてあげましょうね。
猫、ふみふみの理由③ 眠たいアピール
この子のように、寝る前にふみふみする猫も多いですよね。
もちろんこれは、眠たくなってきたから。
お母さん猫に守られていた頃のように、とても安心しきっている状態ともいえます。
猫、ふみふみの理由④ ただ単に、好みの柔らかさを堪能している
猫のふみふみには、好みの柔らかさを見つけて、ただその揉み心地を楽しんでいるだけという理由もあります。
理由というより、もはや趣味?
それもあるかもにゃ
それでももしかすると、潜在的にその柔らかさにお母さん猫の柔らかさを求めているのかもしれませんね。
猫のふみふみ、後ろ足ふみふみの理由
中には後ろ足でふみふみする猫ちゃんもいるとのこと。
私は見たことがなかったのですが、よくわかる動画を見つけました。
想像以上に激しくて驚きました。
前足ふみふみのような、甘えたいアピールやウトウト状態ではなさそうですね。
では後ろ足ふみふみには、どんな理由があるのでしょうか?
猫、ふみふみ 後ろ足でふみふみする理由① 発情期のサイン
猫の後ろ足ふみふみは、主に未去勢のオス猫に多い発情期のサインですが、未避妊のメス猫に見られる場合もあります。
後ろ足でふみふみしながら腰を動かしたり大きな声で鳴いたりなど、興奮状態になる場合もあります。
猫にとって交尾したくてもできない状況は、とても大きなストレスです。
体が弱くて手術ができないなどの理由がなく、繁殖の予定もないのでしたら、去勢・避妊手術を受けさせてあげましょう。
手術の時期が遅れると、去勢済み・避妊済みの猫ちゃんでも発情期の行動が残ってしまう場合があります。
早めの手術がおすすめですよ。
オス猫の発情期の対処法や去勢手術のタイミングなどについては、別記事でまとめています。
よろしければご覧ください^^
猫、ふみふみ 後ろ足でふみふみする理由② マウンティングのため
猫が後ろ足でふみふみする理由には、マウンティングしているという場合もあります。
マウンティングとは、自分のほうが優位だと相手に誇示してナワバリを守る行為です。
先ほどご紹介した後ろ足ふみふみ動画の猫ちゃんは、どうやらこのマウンティングをしているようですね。
後ろ足でふみふみされているのは、折り畳み傘のカバーかな?
きっとこのカバーに、目に見えない侵略者の匂いでもついていたのではないでしょうか?
だから動画のように上に乗り、更に後ろ足ふみふみで自分の匂いを擦り付けて、必死にナワバリを守ろうとしているように見えます。
このように物に対してのマウンティングなら、放っておいても気が済めばやめるでしょう。
ただ多頭飼育している場合は、ほかの猫にマウンティング行為をすることもあります。
噛むのはふみふみしている毛布やクッションだったり、飼い主さんの指など体の一部だったり様々です。
・マウンティングの体力を別の遊びで消費させる工夫
などについて見直してみるといいでしょう。
猫がふみふみしながら噛むのはなぜ?
猫ちゃんによっては、ふみふみしながら噛む子もいるようです。
噛むのはふみふみしている毛布やクッションだったり、飼い主さんの指など体の一部だったり様々です。
ふみふみしながら噛むのは、なぜなんでしょう?
猫、ふみふみしながら噛む理由① ウールサッキング
猫が柔らかい布でできた毛布やクッション、布団などをチュッチュと吸ったり噛んだりすることをウールサッキングといいます。
ウールサッキングする猫ちゃんの多くは、子猫時代の早い時期に母猫からはぐれたり人の手によって強制離乳させられたなど、寂しい思いで育ってきた子のようです。
柔らかいものにお母さん猫の柔らかさを感じるのでしょうか?
まるで母猫に甘えるように、ふみふみしながら布を噛み、それがエスカレートすると噛んでいた布を飲み込んでしまう場合があります。
飲み込んだものは運が良ければ、吐いたり排泄物に混じったりして出てきます。
でも胃や腸に詰まってしまった場合は全身麻酔で取り出す必要があり、時間が経ってしまうと死に至ることもあります。
ウールサッキングを防止する治療法は、残念ながら存在しません。
次のようなことに注意し、ウールサッキングの予防・対策をしておきましょう。
・外出時や就寝時など、人の目が行き届かない時間帯はケージに入れておく
・万が一布製のものを飲み込んでしまっても自分で吐きやすいよう、猫草を与える
・定期的に受診し、体内に異物がないか確認する など…
猫、ふみふみしながら噛む理由② マウンティングの一種
猫がふみふみしながら噛むのは、後ろ足ふみふみと同様にマウンティングの一種でもあるようです。
でもこの場合は、自分が優位だと誇示するマウンティングではありません。
猫の交尾では、オス猫がメス猫の首を噛みます。
そのため、ふみふみしながら噛むのは交尾の練習の一貫と考えられているのです。
猫がふみふみする爪が痛いときの対処法
ただ猫ちゃんにふみふみされるだけならともかく、猫ちゃんの爪が当たって痛い時もありますよね。
猫ちゃんは気持ちがよくなると、ふみふみしながら爪を出すことがあるんです。
ふみふみのときに猫ちゃんの爪が当たって痛いようなら、爪が伸びている証拠なので切ってあげましょう。
とはいえ、爪切りを嫌がる猫ちゃんは多いもの。
飼い主さんだけでは暴れて大変なときは、無理せず動物病院で切ってもらうことをおすすめします。
猫のふみふみは何歳まで続く?
一説によると、猫はいくつになっても精神的に未成熟な動物だそうです。
そう聞くと、大人になり様々な経験を積んでいてもなお、子猫の頃と変わらない好奇心を持ち続けるのも納得がいきますね。
いくつになっても未成熟で甘えん坊の猫ちゃんだからこそ、マイペースでわがままで…。
そう思うと、より愛おしさも増しちゃいますね。
猫、ふみふみの意味
猫のふみふみには子猫の頃からの名残りが多いですが、発情期にもふみふみする姿が見られるように、他にも色々な意味があります。
中には注意が必要なふみふみもありますので、ふみふみする猫ちゃんの様子をよく観察するようにしましょう。
猫、ふみふみの意味① リラックスしているため
まずは、母猫に守られていた子猫時代の何も危険なことがなく安心だった状態を思い出し、リラックスしているという意味です。
クッションなどの柔らかいものでふみふみしながら、あまりにリラックスしすぎてヨダレを垂らしちゃう子もいるそうですよ。
もう完全に人間の赤ちゃんみたい♪
猫、ふみふみの意味② 睡眠を導入するため
寝る前のルーティンとして、ふみふみする猫ちゃんもいるようです。
人間でいうところの、寝る前のストレッチのようなものでしょうか。
寝床を整えるためもあるようですが、寝る前にふみふみすることによって気持ちを落ち着かせる効果もあるのかもしれませんね。
猫、ふみふみの意味③ ストレス発散・不安解消
猫のふみふみには、ストレス発散や不安解消の意味もあります。
前述のようなウールサッキングしながらのふみふみが、これに当たります。
運動できる場を作ったり、日常的に会話をしてあげるなど
ふみふみ以外でストレス発散や不安解消ができる工夫をしてあげるのも大切ですね。
猫、ふみふみの意味④ マーキングしている
猫の足の裏には匂いを分泌する器官があります。
そのため、猫のふみふみはマーキングの意味も持ちます。
ふみふみすることで足の裏を対象物に擦り付けて自分の匂いをつけ、「これは自分のもの!」と言っているのでしょう。
猫、ふみふみの意味⑤ 飼い主との愛情確認
生まれたてでまだ目が見えない状態の子猫は、お母さん猫が鳴らすゴロゴロという音の振動を頼りにおっぱいを探し当てるそうです。
そのときお母さん猫のゴロゴロに合わせるように、子猫もゴロゴロと喉を鳴らします。
こうして母猫と子猫は愛情を確認し合うのです。
その記憶から、猫ちゃんはゴロゴロと喉を鳴らすことで愛情確認できることを知っています。
だから現在のお母さんである飼い主さんへ向けて喉をゴロゴロと鳴らすことで、猫ちゃんは飼い主さんに愛情を伝えているのです。
猫ちゃんのゴロゴロ音が聞こえたら、それに答えて愛情たっぷりに声をかけてあげましょう。
それによりお互いに愛情確認ができるのです。
猫のふみふみが長い!考えられる理由は?
猫のふみふみは、長時間続く場合もあるようです。
あまりに長いふみふみには、どんな意味が隠されているのでしょうか?
自分の場所だということを誇示している
猫ちゃんは「ここはボクの場所だよ」と得意げに見せつけようとするとき、お気に入りの場所で長時間ふみふみすることがあります。
多頭飼育している場合に、同じ場所を長時間ふみふみしている猫ちゃんがいたなら
「ここはボクのお気に入りの場所だから、誰も使わないでね」
と、ほかの猫ちゃんたちに向けて主張しているのかもしれませんね。
精神的なストレスを感じているため
稀なケースとして、猫ちゃんが精神的なストレスを抱えていることが原因で長時間ふみふみする場合もあります。
それは、この不安定な精神状態をなんとか落ち着かせようとする行動のようです。
でも、長時間ふみふみするだけで精神不安定な状態が解消できれば苦労しないわけです。
もしあまりにも長時間ふみふみが続くようなら、また頻繁に長時間ふみふみをしているようなら、継続的にストレスを感じているのかもしれません。
何が猫ちゃんのストレスになっているのかを見直し、ストレスの原因となっているものを取り除いてあげましょう。
ぼくたち猫は、ちょっとした変化にも敏感に反応してしまうにゃ
クールに見せてるけど、結構メンタル弱いにゃよ
猫、ふみふみしない理由
猫によっては「ふみふみする猫」「ふみふみしない猫」「前はふみふみしていたけどいつのまにかしなくなった猫」に分けられます。
実はうちの猫くんも、ふみふみはしません。
寝転がっているときに前足をグーパーしながら交互に伸ばす動きはよくするのですが、何かをふみふみすることはないのです。
猫がふみふみしない理由には、どのようなことがあるのでしょうか?
猫、ふみふみしない理由① きちんと親離れできているから
ふみふみしない猫ちゃんは、生後3ヶ月以上を母猫の元で過ごしてから上手に親離れできた子です。
親離れするまでに、しっかりとお母さんの愛情を受けられたことにより自立ができている証拠なのです。
頼もしいですね^^
それに対し、捨て猫やペットショップで販売されている子猫の中には生後3ヶ月未満で母猫から離されている可能性が高く
お母さんから受ける愛情が足りなかったため自立しきれず、大人になっても子猫気分でふみふみするのです。
母猫から受けられなかった分、たっぷりと愛情を注いであげたいですね^^
てことは、うちの猫くんは自立しているっていうこと?
そうにゃ、ぼくは大人の男だからふみふみはしないにゃ
なるほどね、ちゃんと親離れできたんだね
えらかったね
ぼくの母ちゃんは一人だけにゃ
猫くーーん♡
猫、ふみふみしない理由② オス猫としての威厳
猫のふみふみは、オス猫よりもメス猫によく見られる行動です。
しっかりと親離れ・自立ができていて「自分は強い」と思っているオス猫の場合、ふみふみしないことが多いようです。
オスとしての威厳を重んじているというところでしょうか。
とはいえ、もちろんオス猫でもふみふみする子はいます。
動画の子が男の子かどうかはわかりませんが、ふみふみが見つかって気まずそうな表情や仕草がなんともいえませんね。
猫、ふみふみしない理由③ ただ単に、対象物がないから
猫がふみふみする理由に、ただ柔らかさを堪能しているだけということがありましたね。
そんな柔らかさ堪能タイプの猫ちゃんの場合、ふみふみしたくなるような対象物がないからふみふみしないだけかもしれません。
試しに猫ちゃんのお眼鏡にかないそうな新しいふみふみグッズを与えると、猫ちゃんも思わずふみふみしてしまうかもしれませんね。
こんなに可愛い猫ベッドなら、猫くんのふみふみが見られるかもぉ〜
それはどうかにゃ〜?
ぼくは母ちゃんのお腹の上が一番気持ちいいにゃ
喜ぶべきか、悲しむべきか…
猫、ふみふみしない理由④ 環境の変化・成長の証
人間には大したことないような変化でも、猫にとってストレスになってしまう場合もあります。
ふみふみしなくなった原因が部屋の模様替えなどなら、リラックスできずにふみふみする気にならないだけかも。
ちょっとした変化なら、新しい環境に慣れて落ち着いた頃には再びふみふみが始まるでしょう。
また、それまでは頻繁にふみふみしていた子猫がいつの間にかふみふみしなくなったと感じたら、それは自立した証かもしれません。
我が子の成長を喜んで、見守ってあげましょう。
まとめ
ということで、今回は猫のふみふみの色々について動画を交えてお話ししました。
どの猫ちゃんも本当に可愛くて、癒されます。
猫のふみふみには、「お母さん猫を思い出している」という切ない理由もありましたね。
すべての理由や意味を全て受け止め、いつも癒してくれる猫ちゃんを母猫のような愛情で包んであげたいですね。
それでは、あなたの大切な猫ちゃんが明日も健やかでありますように。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
いつも応援ありがとうございます。
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